日本政策金融公庫から融資を受けるメリット・デメリット

融資には、様々な種類が存在します。中でも、日本政策金融公庫は国が運営している組織であるため、利用しやすい融資の1つです。

以下では、日本政策金融公庫から融資を受けるメリットとデメリットについてご説明します。

■日本政策金融公庫から融資を受けるメリット
・迅速な融資実行
一般的な金融機関による融資の場合、申し込みから融資実行まで1ヶ月以上の時間を要することがほとんどです。しかし、日本政策金融公庫の場合、申し込みから融資まで約1ヶ月ほどです。そのため、スピーディーに融資を受けることができます。

・審査のハードルが比較的低い
もちろん、日本政策金融公庫の融資であっても厳正に審査が行われますが、創業時であれば特に、民間金融機関の融資に比べて審査のハードルが低いと言えます。

・民間金融機関からの信用を得られやすい
日本政策金融公庫からの融資を受けることができれば、国から融資を認められたというお墨付きを得られるため創業時であっても社外評価が高まるというメリットもあります。

・無担保・無保証で借りられる
無担保・無保証で融資を受けられるという特徴があるため、自己破産といった起業時に生じるリスクが低いと言えます。

■ 日本政策金融公庫から融資を受けるデメリット
・金利の変動がない
民間の金融機関であれば、財務状況が良い企業に対しては金利を低くし、反対に悪い会社には金利を高く設定するということを行います。

しかし、日本政策金融公庫の場合、金利が変動しないため財務状況の良い会社にとってはデメリットとなることがあります。

・提出する書類が多い
初めて、日本政策金融公庫の融資を受ける場合、比較的提出書類の量が多くなります。信用できるかを判断するために多くの書類が必要となります。

このように、日本政策金融公庫からの融資にはメリットとデメリットが存在します。慎重に融資の申し込みを検討することをおすすめします。

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