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損益分岐点とは?把握する意味や計算方法など

会社経営において、利益を出すことを最初の目標と考えている方も少なくないと思います。
そのような際に、重要になる考え方が損益分岐点です。
現状どれだけの売上があり、どれだけの収入があるのかを知り、そして何を削り、どれだけ売上を伸ばせば会社としての利益が出るのかなど分析するためには損益分岐点を把握しておく必要があります。
ここでは、損益分岐点を把握する意味と計算方法についてご紹介します。

 

■損益分岐点を把握する意味
損益分岐点とは、管理会計における概念の1つであり、売上と利益が一致するポイントのことを指します。
つまり、支出として会社が支払う額と、売上として会社に入ってくる額が同じ額になる点のことです。
そのため、その点を下回れば赤字経営となり、反対に言えばその点を下回らない限り、経営を維持することは可能になるという見方ができ、会社の経営状態を判断することができます。
このことから、損益分岐点を意識することで、経営状態を常に把握しながら、会社を経営することができます。

 

■損益分岐点の計算方法
次に、損益分岐点の計算方法について、ご紹介します。
損益分岐点は以下の計算式によって算出されます。

 

・損益分岐点=固定費÷(1-変動費/売上高)

 

固定費とは、事務所やオフィスなどの家賃や固定資産税、人件費、保険料など、売上の数字に関係なく決まった額で支払う費用のことです。

変動費とは、固定費とは反対に売上によって変動する費用のことを指します。
商品の仕入代や原材料費、加工費などが該当します。

会社の費用を固定費と変動費に分解した上で、これらの額を算出することで、損益分岐点を把握することができます。

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代表税理士

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代表税理士杉田富男 近畿税理士会(登録番号:96857)

大阪で創業融資開業支援でご相談をお考えの方は杉田会計事務所にお任せください!

私は会計事務所を自分で開業の後、義父の事務所を承継しました。つまり起業家として、また二代目経営者としてと、2つの経営に関する大きな節目を経験しました。初代としてのヒト・モノ・カネの無い辛さ、二代目としての初代と比べられる悲哀も十分に経験させていただきました。 同じような境遇・悩みを抱えておられる経営者の力になれればと思います。これまでも、またこれからも一会計人・一コンサルタントとして人生を全うするつもりです。

事業を起こし成長させながら継続するということは本当に大変なことです。

その大変さのなかで頑張っておられる経営者に、少しでも寄り添える職業会計人・財務コンサルタントとして精進いたします。是非、ともに成長していきましょう。

  • 自己紹介

    昭和42年7月生まれ(51才)

    専門学校卒業後、大阪市西区に所在する浅田会計事務所(現 税理士法人浅田会計事務所)に入社。12年間の勤務を経た後、税理士試験に専念するために退職。

    2年間の浪人生活を経て税理士試験合格の後、平成15年4月に大阪市中央区に杉田会計事務所を開設する。

  • 経歴紹介

    専門学校を卒業して以来一貫して税務・会計業務に携わっています。

    平成23年に野瀬会計事務所を営んでおりました義父が亡くなり、2つの会計事務所を1つにまとめました。
    早いもので、振り返ればこの道一筋で30年も経ちました。
    その間に培われた税理士としての実務能力や銀行等の金融機関との交渉、また相続における人と人の利害関係の調整能力にも自信があります。

    近年では認定支援機関としての業務やキャッシュフローコーチとしての活動にも積極的に取り組んでいます。
    また、外部の弁護士・司法書士・行政書士・社会保険労務士等とのネットワークを駆使し、ワンストップでお客様の悩み事の解決を実現いたします。

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